軍師が聞く!頂上対決

もう一つの頂上決戦!軍師が選ぶベストバウト

平成23年02月18日 金曜日
ニコニコ動画版はコチラ
さあ、今週も始まりました頂上解説!
今回は、「頂上に上がっていない試合を見たい!」という
皆様からの熱い要望にお応えして!
頂上に上がっていない合戦からベストバウトを選びましたぞ!
要チェックでござるよ!

ところで殿は、バレンタインデーの戦績はいかがでしたかな?
拙者は、なんだかんだで義理チョコはいただいたでござる。※1
ほほほ……
ただ、残念ながら本命チョコは……
机の引き出しを朝昼晩と、3セットずつ確認したのでござるが……※2

さて、今週のゲスト解説者でござるが……
バレンタイン記念として、花も恥らう乙女を期待しておりましたが!
拙者のマネージャーの手腕不足もあり……※3
なんと、戦国大戦界屈指のむさくるしい猛者が来てしまったでござる……!
柴田勝家殿でござる。

軍師:
では柴田殿、よろしくお願いいたしますぞ。
柴田:
うむ。この鬼柴田に任せよ!
軍師:
のっけから暑苦しいでござる……
ところで柴田殿、バレンタインデーはいかがでござった?
柴田:
伴天連タインデー? なんだそれは!
軍師:
字が違うでござる!
ほら、女性が男性にチョコを渡す一大イベントでござるよ!
柴田:
気に食わん!
愛の告白は、男からすべきである!
軍師:
なんという石頭……! 今日は、苦労しそうでござる……
柴田:
で、本日の対戦はどうなっているのだ?
軍師:
今回は、「時雨軍 VS 利家とまつ軍」を選んだでござる。
柴田:
“時雨軍”が長野業正を中心とした5枚デッキ、
“利家とまつ軍”が前田利家を中心とした5枚デッキか……なるほど。
では、気合いを入れて解説いたそうぞ!
※1 サラリーマン社会においては、義理というよりもはや業務の一環といえよう。
※2 1セット10回、計30回。
※3 田中の弟のこと。マネージャー兼影武者をしている。

【ポイント1】
低統率で鉄砲を受けてから、
長野で押しこむ部隊配置

柴田:
まず俺は、開幕直後の“時雨軍”の動きに注目した。
軍師:
ええと……大筒を取りに行くプレイですかな。
柴田:
うむ。
敵軍の鉄砲隊対策として、蒲生や小幡を壁にして進軍している。
なぜだかわかるな?
軍師:
たまたまでござるかな?
柴田:
違うわ! 真面目に考えろ!
軍師:
え〜と……勝手に動いたとか?
柴田:
それも違う! 大問題ではないか!
軍師:
じゃあ、まつ様のことが好きだからでござるな!
柴田:
違〜う!!
き、貴様……
いい加減にするらっちゃれら!!
軍師:
あわわ、柴田殿が前田さんみたいになってしまったでござる!※4
柴田:
はあ、はあ……
軍師:
柴田殿の血圧が上がってしまったようなので、
拙者が真面目に解説するでござる!※5
大筒を獲るためには、高統率の長野業正を上手く使いたいところ。
それゆえ、鉄砲の弾よけに蒲生や小幡ら低統率の部隊を使った
ということでござるな。
柴田:
貴様、さんざんボケた上においしいところを持っていきおって……
後で覚えておけい!
※4 帝拳の前田さん。利家のことではない。
※5 勝家も成人病が気になる年頃である。

先の展開を読み、
部隊配置をすべし!

【ポイント2】
甘利虎泰の最短突撃

柴田:
さて、次のポイントは85カウントの攻防。
“時雨軍”が長野で攻城を狙いに行っている場面だな。
軍師:
何か気になる点がありましたかな?
柴田:
ふ……おぬしはだからヘボ軍師と言われるのだ。
軍師:
もしかして、
甘利で最短突撃を繰り返し、見事に攻城を成功に導いたプレイ
のことをおっしゃっているのでござるかな? 柴田殿?
柴田:
な……!
軍師:
ここは確かにお見事だったでござる。
まずは城から出てきてすぐの山内一豊を撃破し、
続いて鉄砲で長野を狙う佐々成政にも最短で突撃……
この射撃を止めたプレイ、お見事だったでござる!
柴田:
お、おのれ!
この柴田の出番を根こそぎ奪いおって!
騎馬は常に、
最短突撃を目指せでござる!

【ポイント3】
長野を警戒させて
佐々の計略を先打ちさせる

柴田:
さあ、最後のポイントだな!
ここだけは、この柴田が解説させてもらうぞ!
まずは66カウントだ!
軍師:
佐々成政が計略「母衣衆の采配」を使ったところですな。※6
拙者が思うに、ここは……
柴田:
い、言うでないっ!
なぜ“利家とまつ軍”の計略を佐々が使ったか?
それは、計略「老虎の奇手」が
長野業正の見えざるプレッシャーとなっていたためなのだ!
軍師:
し、柴田殿! あせりすぎてあべこべになっているでござるよ!
長野業正の計略「老虎の奇手」は妨害計略なので
計略の対象にならない「母衣衆の采配」を先に使った

ということでござるな。※7
柴田:
……すまぬ、取り乱していたようだ。
この柴田としたことが……
軍師:
誰でも、そんな時はあるでござるよ。
柴田:
……おぬしに言われるのはシャクだが……
気を取り直してまとめよう。
この後、二度にわたって
“利家とまつ軍”は「母衣衆の采配」を使っている

これも、長野の計略を警戒したからだと思われる。
軍師:
ふむふむ……
柴田:
しかし、66カウントで結局大筒を奪っただけで終わってしまったように
大きな戦果は上げられておらぬ。
もし、終盤に前田利家の計略を二度続けて使えておれば……
虎口に入れて、逆転できたかもしれぬ。
“利家とまつ軍”にとっては惜しい戦であったな。
軍師:
ZZZ……
柴田:
貴様、まさか……
軍師:
はっ、拙者眠っていたようでござる。
柴田殿の説明があまりに長くて……
柴田:
おのれ……! どこまでもこの俺を侮辱しおって!
※6 「母衣衆の采配」
織田家の味方の武力が上がり、敵の計略の対象にならなくなる。
※7 「老虎の奇手」
敵の武力と統率力と移動速度を下げる。

妨害計略で
プレッシャーをかけるべし!

■解説を終えて……

軍師:
無事に解説も終わりましたが……
どうでござったかな、柴田殿?
柴田:
どうもこうもないわ!
この柴田をさんざん愚弄しおって……!
軍師:
ど、どちらかというと柴田殿の自爆のような気もしますが……
柴田:
やかましい!
俺はもともと、貴様のような口舌の徒ではないのだ!
男なら、武力で勝負すべし!※8
軍師:
な、なぜそのような展開に!?
柴田:
やかましい! さあ、この柴田にかかってこい!
※8 柴田のモットーは「男は腕力」。

■今週のおまけ

軍師:
た、大変な目にあったでござる……
柴田:
ふう……いい運動になったわ。
軍師:
む、無茶苦茶でござる!
もう少し、分別のある人だと思っていたでござる!
さっさと、次のゲストを紹介して出て行くでござる!
柴田:
ふむ……ならば、かつて俺が仕えていた織田信勝殿はどうだ?※9
軍師:
信勝殿は、すでにゲストで呼んだでござる。
まったく、頼りにならなかったでござるが……
柴田:
なるほどな……
まあ今回、俺も大人気なかったからな。
反省の意味も込めて、貴様の要望に応えてやろう。
軍師:
ほ、本当でござるか!?
だったら、
帰蝶様かおまつ様かねね様かお鍋様か吉乃様がいいでござるう!
柴田:
……要は、女性がいいということか。
まったく、助平な男よ。
軍師:
なんといわれても結構でござる!
よろしくお願いするでござる!
柴田:
うむ。では、土田御前様に頼んでおくとしよう。
軍師:
え……拙者、その名前は出していなかったつもりでござるが。※10
柴田:
そういうな。土田御前様は、夫に先立たれ寂しい思いをしておられる。
話し相手が欲しいとのことだ。
軍師:
まさか拙者、大人の色香で迫られるでござるか!?
こ、これは……来週、かつてない危険な予感がするでござる!
※9 勝家は、かつて信勝に仕えていたこともある。もちろん、愛想をつかしたことは言うまでもない。
※10 田中は年下好みである。