軍師が聞く!頂上対決

もう一つの頂上決戦!軍師が選ぶベストバウト 2011/04月 Part3

平成23年04月08日 金曜日
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イチロー・イズ・バック!
本当に、お久しぶりでござる!
拙者、頂上解説に戻ってまいりましたぞ!

……え? 二郎の方がよかった?
またまたぁ!
「兄よりすぐれた弟など存在しねぇ!」

……というわけで、気を取り直して記念すべき第10回目の頂上解説を始めますぞ。
今回も頂上に上がっていない合戦からベストバウトを選びましたぞ!

さて、拙者は長らく取材旅行に行っていたわけでござるが……
ただ遊び呆けていたのではござらん!
遠路はるばる越後へ出向き、険悪となっていた上杉家と仲直りしてきたでござる。

というわけで、今回のゲストは戦国が誇るイケメン!
斎藤朝信殿でござる!
軍師:
では斎藤殿、本日はよろしくお願いするでござる!
斎藤:
ああ。よろしく頼むぜ。
しかし、俺も二郎の方がよかったんだがな……
軍師:
またまたあ!
そう言っておいて、後で「お前でよかった」みたいな台詞で
拙者をメロメロにする気でござろう!
ええ、どうせそうでござろうよ!
斎藤:
……聞きしに勝るバカだな、お前は。
先が思いやられるぜ。
軍師:
今回は、「波音軍 VS 曹操♪軍」の戦いでござるな。
お互いのデッキ構成は、
“波音軍”が織田信長を中心とした5枚デッキ、
“曹操♪軍”が朝比奈泰能を中心とした5枚デッキでござるな。
斎藤:
なるほど、どうやら人の話も聞かないらしいな……
軍師:
何か言ったでござるか?
斎藤:
いや、何も……

【ポイント1】
朝比奈を狙って鉄砲を撃つ

斎藤:
さて、最初のポイントだが……
54カウントの攻防に注目してみるか。
軍師:
“波音軍”の信長が攻城した後、信長と佐久間が
朝比奈を狙って鉄砲を撃っておりますな。
斎藤:
なぜだかわかるか?
軍師:
ええと……いつもせいせいうるさいからでござるかな?
斎藤:
うむ。一理あるな……
軍師:
ええっ!?
斎藤:
くだらんボケは、流すのが一番だからな。
軍師:
くっ、さすがは越後の鐘馗……!
斎藤:
朝比奈の計略「精鋭武踏術」は、
自身が戦場にいる間は武力が徐々に上がっていく計略だ。
つまり、終盤まで朝比奈を撃破できないと大変な目にあう。
軍師:
しかし、撃破はできなかったようでござるが……
斎藤:
だが、朝比奈を戦場に出さないだけでも効果はある。
その間、朝比奈の武力は上がらない
わけだからな。
軍師:
なるほど!
斎藤:
相手のデッキでキーとなる武将を狙うのは、いわば基礎
ここをおろそかにすると、生涯地を這う……!
軍師:
そ、それは言いすぎでござる!
相手デッキでキーとなる
武将を狙え!

【ポイント2】
寿桂尼や精鋭系の武将を撤退させない

斎藤:
次のポイントだが……
これは、この合戦の勝敗を左右した重要なポイントだ。
軍師:
な、なんでござるか?
斎藤:
“曹操♪軍”の狙いは、味方の統率を上げる陣形を持つ
寿桂尼とのコンボで、精鋭系の計略の効果時間を延ばすことだ。
今回は、特に朝比奈がそれに当てはまるな。
この戦略をとる場合、最も重要なことは何だ?
軍師:
先生、わかりません!
斎藤:
開き直ったな……
まず何よりも、寿桂尼を撤退させないことが重要だ。
序盤は苦戦するかもしれんが、そこをしのげば後半に逆転も狙える。
軍師:
ほう。
だから、“波音軍”は序盤から信長の「天下布武」や奥義を使って
ガンガン攻めてきているわけでござるな。
斎藤:
そのとおり。
だが、“曹操♪軍”は計略を使用した寿桂尼・朝比奈・岡部を
1度も撤退させていない。

この立ち回りが、最後の逆転を生んだといってもいいだろう。
軍師:
お見事でござるな……
斎藤:
キーとなる武将を撤退させないことはいわば、
基礎中の基礎
だといっていい。
だが、その基礎を守ることが、非常に難しいってことだ。
軍師:
ふうむ、なるほど……
斎藤:
基礎の基礎が怖いってこと、今日は何度でも言っておきます。
軍師:
ど、どこかの予備校みたいなフレーズでござるな……
しかも、若干旬を逃した気も……
長時間計略効果の続く武将を
撤退させるな!

■解説を終えて……

軍師:
いやあ、さすがは斎藤殿。なかなかの解説でござった!
冷戦状態となっていた上杉家とも仲直りできましたし
ぜひ、次回も上杉家からゲストを呼びたいところでござるな!
斎藤:
ほう、嬉しいことを言ってくれるな。
じゃあ、俺から紹介しようか。
軍師:
ぜひ!
斎藤:
ただ、名前を明かすとつまらないからな……
誰を呼ぶかは、秘密にしておくか。
軍師:
せめて、ヒントが欲しいでござる!
斎藤:
しょうがない、大サービスだぞ。
本○実○殿だ。
軍師:
ま、まさか、先日の4時間スペシャルで退職された方でござるか!?
斎藤:
俺の口からは、それ以上は言えないな……

■今週のおまけ

軍師:
ところで斎藤殿といえば、かなりの色男で有名でござるな。
拙者、うらやましいかぎりでござる。
斎藤:
そうか? 俺自身は特に意識していないんだが……
軍師:
モテる男は、皆そう言うでござるよ!
拙者など、特にいいところが……
斎藤:
おいおい、自分を卑下することはないだろ?
俺だってたいして、いいところなんてないぜ。
@すごく戦に強い
Aかなり民に人気がある
Bめっちゃモテる

まあ、これぐらいか……
軍師:
じ、十分すぎるでござる!
うらやましすぎて、泣きたくなってきたでござる!
斎藤:
おいおい、お前だって十分恵まれているんだぜ。
お前にも、大事な家族がいるだろ?
軍師:
はっ……!
確かに、拙者には田中の父・母をはじめ……
弟の二郎に、サブローシロー……
家族という宝物があったでござる!
斎藤:
家族に、懐かしい漫才コンビが混ざっていたような……
軍師:
って、そんなことでごまかされないでござる!
せめて、拙者に女性にモテる方法でも教えるでござる!
斎藤:
そんなこと言われてもな……
軍師:
何か、口説き文句を教えてくれでござるよ!
斎藤:
口説き文句? 俺には一つしかないな。
それでもいいか?
軍師:
ぜ、ぜひ!
斎藤:
「いいぜ、かかってきな」
軍師:
い、色々と前提がおかしいでござるよ!
やっぱり、斎藤殿にはかなわないでござるぅ!