「軍師が聞く!頂上対決」 2011/05月 Part10
平成23年05月20日 金曜日
ニコニコ動画版はコチラ
今週も始まりました、頂上解説!早いもので、プロ野球も交流戦の時期でござるか……
今年こそは、セ・リーグの球団に意地を見せてもらいたいものですなあ!
さて、今週のゲストでござるが……
今までになく地味……いや、渋い!
富士信忠殿でござる!
富士信忠:
……私、そんなに地味ですか?
軍師:
き、聞こえていたでござるか……
いや、あれは決して本心というわけではなく……
いや、あれは決して本心というわけではなく……
富士信忠:
……まあ、いいでしょう。
軍師・田中殿ですね。
御高名はかねがね承っております。
軍師・田中殿ですね。
御高名はかねがね承っております。
軍師:
ほ、本当でござるか?
醜聞の間違いでは……!?
醜聞の間違いでは……!?
富士信忠:
……………………
軍師:
ひ、否定しないのでござるか!?
せめて何か一言フォローしてほしいでござる!
せめて何か一言フォローしてほしいでござる!
富士信忠:
さて今回は、「盈燈軍 VS 魔法のランプ軍」の戦いですね。
軍師:
無視でござるか……まあ、その手の対応には慣れっこでござる。
……おや? “魔法のランプ軍”は先週に続いての登場でござるな。
……おや? “魔法のランプ軍”は先週に続いての登場でござるな。
富士信忠:
“盈燈軍”が長尾政景を中心とした5枚デッキ、
“魔法のランプ軍”が六角義賢を中心とした6枚デッキ……?
そ、そんな馬鹿な!!
“魔法のランプ軍”が六角義賢を中心とした6枚デッキ……?
そ、そんな馬鹿な!!
軍師:
ど、どうしたでござるか!?
富士信忠:
先週は、“魔法のランプ軍”に太原雪斎殿がいたはず!
それが、六角などに代わっているとは……!!
もしや、雪斎殿の身に何か……
それが、六角などに代わっているとは……!!
もしや、雪斎殿の身に何か……
軍師:
か、考えすぎでござるよ!
単に、デッキを変えただけかと……
単に、デッキを変えただけかと……
富士信忠:
それならば、安心しました。
ただ、偉大なる雪斎殿の代わりが六角というのはいかがかと……
ただ、偉大なる雪斎殿の代わりが六角というのはいかがかと……
軍師:
それは、六角殿がかわいそうでござる!
おそらく、今回の頂上でその実力を見せてくれるはずでござるよ。
おそらく、今回の頂上でその実力を見せてくれるはずでござるよ。
【ポイント1】
陣形を崩されてから別の陣形を使う
富士信忠:
さて、ポイント1ですが……
66カウントから始まる攻防に注目していただけますか。
66カウントから始まる攻防に注目していただけますか。
軍師:
“盈燈軍”の長尾政景が「宿業の陣」を使うと、それに対抗して
“魔法のランプ軍”が六角の「六角の陣」で対抗しているところでござるな。
“魔法のランプ軍”が六角の「六角の陣」で対抗しているところでござるな。
富士信忠:
「六角の陣」は強力な計略ではありますが、欠点もあります。
陣形内の人数が6人から5人になると、
武力上昇値が一気に減ってしまうのです。
……まあ、ここが六角の限界でしょうか。
陣形内の人数が6人から5人になると、
武力上昇値が一気に減ってしまうのです。
……まあ、ここが六角の限界でしょうか。
軍師:
六角殿には、ずいぶんと辛らつでござるな……
しかし確かに、60カウントで“魔法のランプ軍”は三条夫人が撤退し
一気に陣形効果が弱体化してしまいましたな。
しかし確かに、60カウントで“魔法のランプ軍”は三条夫人が撤退し
一気に陣形効果が弱体化してしまいましたな。
富士信忠:
そこですかさず、“魔法のランプ軍”は高坂昌信の「疾風の陣」を使いました。
非常に優れた判断だと思います。
6人から5人になった時点で、
「疾風の陣」の速度上昇を活かしたほうが
よいと考えたのでしょうね。
非常に優れた判断だと思います。
6人から5人になった時点で、
「疾風の陣」の速度上昇を活かしたほうが
よいと考えたのでしょうね。
軍師:
なるほど……二の手を用意していた、ということでござるな!
富士信忠:
おっしゃるとおりです。
陣形は複数同時に使用はできませんが、状況によって切り替えたり
使い分けたりすることでより威力を発揮します。
ぜひ、陣形の使い方をマスターしていただきたいものです。
陣形は複数同時に使用はできませんが、状況によって切り替えたり
使い分けたりすることでより威力を発揮します。
ぜひ、陣形の使い方をマスターしていただきたいものです。
軍師:
富士殿は、ずいぶんと陣形について詳しいのでござるな。
富士信忠:
……私も陣形を持っておりますので。
軍師:
あ、あれ? そうでござったか……?
富士信忠:
まさか、ご存知ない……?
軍師:
い、いや! 今思い出したでござる!
確か、敵の兵力を……いや、武力だったかな……
確か、敵の兵力を……いや、武力だったかな……
富士信忠:
……(ため息)
軍師:
ま、まあまあ! そう落ち込まずに!
そのうち陽の目を見ることも……
そのうち陽の目を見ることも……
富士信忠:
……(深いため息)
軍師:
ど、どうやら、傷口に塩を塗ってしまったようでござるな……
陣形はデッキに1つという概念を捨て
上手に使いましょう(富士の山影オススメです)
【ポイント2】
全部隊が復活するまで我慢する
軍師:
さて、次のポイントでござるが……
おや、富士殿?
おや、富士殿?
富士信忠:
……私、富士山に帰ります。
軍師:
ち、ちょっと待ってほしいでござる!
せめて、もう少し解説を……
せめて、もう少し解説を……
富士信忠:
止めないでください!
富士の頂上でご来光に、己の不甲斐なさを謝ってきます!
富士の頂上でご来光に、己の不甲斐なさを謝ってきます!
軍師:
いろいろ気にしすぎでござる!
それに、まだ山開きしていないので勝手に登ったら怒られるでござるよ!
それに、まだ山開きしていないので勝手に登ったら怒られるでござるよ!
富士信忠:
そんな制度ができていたとは……
致し方ありません。もう少しお付き合いしましょう。
致し方ありません。もう少しお付き合いしましょう。
軍師:
ふ〜、やれやれ……
富士信忠:
では、ポイント2です……
ポイント1で、陣形を上手く切り替えて
“盈燈軍”を殲滅した“魔法のランプ軍”ですが……
“盈燈軍”に53カウントで奥義「稲葉瓢箪」を使われ
その後、カウンターで一気に攻め込まれてしまいます。
ポイント1で、陣形を上手く切り替えて
“盈燈軍”を殲滅した“魔法のランプ軍”ですが……
“盈燈軍”に53カウントで奥義「稲葉瓢箪」を使われ
その後、カウンターで一気に攻め込まれてしまいます。
軍師:
これは、相当なピンチでござるな!
富士信忠:
そのとおりです。
44カウントで城前まで攻め込まれると、
盈燈軍に再び「宿業の陣」を使われます。
この時点で、“魔法のランプ軍”は全部隊が復活していない状況。
唯一の対抗手段である「六角の陣」を使うためには、
下手に部隊も出せません。
1部隊でも撃破されると、もうやれることがなくなりますので。
44カウントで城前まで攻め込まれると、
盈燈軍に再び「宿業の陣」を使われます。
この時点で、“魔法のランプ軍”は全部隊が復活していない状況。
唯一の対抗手段である「六角の陣」を使うためには、
下手に部隊も出せません。
1部隊でも撃破されると、もうやれることがなくなりますので。
軍師:
まさに、絶対絶命でござるな。
……しかし、“魔法のランプ軍”の城からは土煙があがっていますぞ。
土煙は、部隊が出るときにあがるものでござる。
……しかし、“魔法のランプ軍”の城からは土煙があがっていますぞ。
土煙は、部隊が出るときにあがるものでござる。
富士信忠:
ここが“魔法のランプ軍”の巧妙なところです。
土煙をあげることで、部隊をもうすぐ出すぞとけん制しているわけです。
土煙をあげることで、部隊をもうすぐ出すぞとけん制しているわけです。
軍師:
なるほど!
実際には出さないつもりでも、相手からするとプレッシャーがかかるでござるな!
実際には出さないつもりでも、相手からするとプレッシャーがかかるでござるな!
富士信忠:
これをやっていなければ、“盈燈軍”に城門攻城を許していたでしょう。
常套手段ではありますが、効果的なテクニックです。
しかし、土煙をあげているときには部隊が回復しないため
状況を見極めて土煙をあげるようにしましょう。
常套手段ではありますが、効果的なテクニックです。
しかし、土煙をあげているときには部隊が回復しないため
状況を見極めて土煙をあげるようにしましょう。
軍師:
なるほど! 勉強になったでござる。
富士信忠:
……私もかつて、武田信玄に城を攻められた際に
このテクニックを使ったものです。
このテクニックを使ったものです。
軍師:
じ、実際の合戦でも使えるのでござるか!?
体制が整うまで、土煙をあげて
相手をけん制することも重要です
■解説を終えて……
軍師:
いやあ、富士殿の解説は非常に勉強になったでござるよ!
富士信忠:
……私のような地味な男が、ここまでやるとは
思いもしませんでしたか?
思いもしませんでしたか?
軍師:
ま、まだ気にしていたでござるか……
そうだ、これを機に富士殿のことをみなさんに知ってもらうのが
いいと思うでござるよ!
そうだ、これを機に富士殿のことをみなさんに知ってもらうのが
いいと思うでござるよ!
富士信忠:
お心遣い、ありがとうございます。
■今週のおまけ
軍師:
さて、富士殿は先ほど、あの武田信玄と戦ったということを
チラリと言っておられましたが……
チラリと言っておられましたが……
富士信忠:
そうです。
駿河の大宮城の城主として今川義元様に仕えていたのですが
義元様が桶狭間で討ち死にし……
駿河の大宮城の城主として今川義元様に仕えていたのですが
義元様が桶狭間で討ち死にし……
軍師:
ええ!?
先週あんなに元気そうだったのに……
先週あんなに元気そうだったのに……
富士信忠:
……義元様の後を継いだ氏真は、蹴鞠に夢中な愚か者。
多くの家臣が、今川家を離れていきました。
しかし、私は忠義の塊。
恩義のある今川を離れるつもりは、毛頭ありませんでした。
多くの家臣が、今川家を離れていきました。
しかし、私は忠義の塊。
恩義のある今川を離れるつもりは、毛頭ありませんでした。
軍師:
……そのわりには、氏真殿には厳しいでござるな。
呼び捨てだし……
呼び捨てだし……
富士信忠:
今川家を取り巻く状況は厳しくなる一方……
ついにはあの甲斐の虎・武田信玄がわが大宮城に攻め込んでまいりました。
ついにはあの甲斐の虎・武田信玄がわが大宮城に攻め込んでまいりました。
軍師:
なんと……そのような危機があったのでござるか!
富士信忠:
しかし! あの最強・武田軍相手に私は一歩も退かず戦ったのです!
降伏を勧告されても、頑なにそれを拒みました。
降伏を勧告されても、頑なにそれを拒みました。
軍師:
ふ、富士殿は男の中の男でござる!
拙者、富士殿の忠義に感動したでござるよ!!
拙者、富士殿の忠義に感動したでござるよ!!
富士信忠:
一体、何日戦い続けたでしょう……
敵は大軍、兵糧もわずかとなり……
そして、私はついに……
敵は大軍、兵糧もわずかとなり……
そして、私はついに……
軍師:
ま、まさか切腹を……!?
富士信忠:
武田家に降伏したのです。
軍師:
な、なんでござるか!
さっき感動したのが馬鹿みたいでござる!
さっき感動したのが馬鹿みたいでござる!
富士信忠:
……やはり、富士山に帰るべきでしょうか。
軍師:
……もう止めないでござる……